日本製鉄呉製鉄所閉鎖と死因率の高い呉市はいずれ廃墟の街になるのか

広島県内の中でも特に人口減少が著しい呉市で、鉄鋼最大手の日本製鉄呉製鉄所が2023年9月末に閉鎖すると2月7日に発表した。関連会社を合わせると、およそ3300人が働いているという。呉製鉄所で働く子会社の従業員およそ1000人については、配置転換を行って雇用を維持し、協力会社の従業員およそ2300人に対しても、雇用の場の確保に最大限の取り組みを行うという。

さらに呉市民の「死因」を調べてみると、驚くべきことが判明した。人口10万人当たりの死亡率が、広島県全体よりも、さらに全国よりも高いのだ。呉市はいずれ廃墟のような街になってしまうのだろうか。

そして、呉市本通にあるガマガエル似のへんてこ経営者とへんくつ社員どもの運命はいかに。


日本製鉄の右田彰雄副社長は「中長期的に国内市場が縮小するという想定の上、海外市場でも競争が激化する。いまの生産能力のままでは将来を見据えたときに大きすぎると判断して生産設備の削減に踏み切った」と述べた。

一方、日鉄日新製鋼の呉製鉄所が閉鎖されると、市内の中小企業の36%余りが「売り上げに影響がある」と考えていることが民間の調査で分かった。これは、中小企業の経営者で作る「広島県中小企業家同友会」の呉事務所が1月31日から2月5日にかけて、緊急のアンケートを行ったもので、呉市内にある133の中小企業から回答を得たもの。

その結果、日鉄日新製鋼の呉製鉄所が閉鎖されると、48社、36.1%の企業が「売り上げに影響がある」と回答した。このうち、売り上げ全体にどの程度影響があるか聞いたところ、「1割以下」が29社、「2割以上」が9社、そして「分からない」という回答が10社だったという。

また、これから行う対策を尋ねたところ、「正確な情報を把握する」が60社、「金融機関と交渉・相談する」が3社、「従業員の新たな受け入れ先を探す」が2社だった。

自由記述欄には、「呉経済への影響は計り知れない」とか「直接的な影響は少ないが、回り回って売り上げに影響が出る」など影響を心配する声が多く寄せられたという。(NHK広島)



新日鉄呉製鉄所 閉鎖



2005年の呉市大合併からの人口の推移が鮮やかに下降一直線
呉市 人口推移
※人口は国勢調査によるもの。2020年の数値は1月現在の住民基本台帳による。

2018年人口 東広島市が10年連続増加、呉市が13年連続減少


驚愕の呉市民の死因率
呉市の死因種別 平成29年
※呉市HPによる。

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