キックボードで横断歩道を渡っている男児に車ではねて死亡させた事故で被告に有罪判決
2022年10月、広島市安佐北区で横断歩道を渡っていた7歳の男の子が赤信号を無視した車にはねられて死亡した事故で、過失運転致死の罪に問われた被告に対し、広島地方裁判所は「信号表示に従って進むという最も基本的な注意義務を怠ったものだ」として、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡した。
広島市南区の建設業、栗栖一弘被告(63)は、2022年10月、広島市安佐北区可部の国道の交差点で、キックボードに乗って横断歩道を渡っていた小学生の山本響大さん(7)を、赤信号を無視して軽乗用車ではねて死亡させたとして、過失運転致死の罪に問われた。
1月19日の判決で、広島地方裁判所の藤丸貴久裁判官は「前と左右をよく見て信号表示に従って進むという最も基本的な注意義務を怠ったもので、被害者には何ら落ち度はなく、わずか7歳の尊い命が失われた結果は重大だ」と指摘した。
その上で、「危険または無謀な運転で生じた事故ではなく、実刑がやむを得ないほど悪質な部類の事案とはいえない」として禁錮3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。
裁判官は判決を言い渡したあと被告に対し、「響大くんのような思いをする人が1人でも減るよう、社会のために役立つ行動をしてほしい」と語りかけた。(NHK広島)
広島市南区の建設業、栗栖一弘被告(63)は、2022年10月、広島市安佐北区可部の国道の交差点で、キックボードに乗って横断歩道を渡っていた小学生の山本響大さん(7)を、赤信号を無視して軽乗用車ではねて死亡させたとして、過失運転致死の罪に問われた。
1月19日の判決で、広島地方裁判所の藤丸貴久裁判官は「前と左右をよく見て信号表示に従って進むという最も基本的な注意義務を怠ったもので、被害者には何ら落ち度はなく、わずか7歳の尊い命が失われた結果は重大だ」と指摘した。
その上で、「危険または無謀な運転で生じた事故ではなく、実刑がやむを得ないほど悪質な部類の事案とはいえない」として禁錮3年、執行猶予5年の判決を言い渡した。
裁判官は判決を言い渡したあと被告に対し、「響大くんのような思いをする人が1人でも減るよう、社会のために役立つ行動をしてほしい」と語りかけた。(NHK広島)
- 関連記事
-
- 三原市の市営住宅で火事、80代女性が死亡 (2023/01/31)
- 広島市のリサイクル工場で作業員が廃材を粉砕する機械に巻き込まれ骨の一部が見つかる (2023/01/30)
- キックボードで横断歩道を渡っている男児に車ではねて死亡させた事故で被告に有罪判決 (2023/01/19)
- 広島市で車のボンネットに人を乗せたまま逃走 (2023/01/18)
- 三原市で車同士が交差点で衝突、80代の女性が死亡 (2023/01/17)
- 呉市・豊島の沖合で小型船同士が衝突、男性が足を切断するけがの後、病院で死亡 (2023/01/08)
- 呉の国道でトラックと衝突した27歳の会社員が死亡 (2023/01/05)
- 庄原市、安芸高田市で雪下ろしの最中に2人が死傷 (2023/01/05)
- 広島市安佐南区の国道183号でセンターラインを越えた車など3台が絡む事故発生 (2022/12/25)
- 安芸太田町の国道186号で乗用車と衝突した軽トラの農家の男性が死亡、県内事故死71人で前年を上回る (2022/12/17)
- 福山市の「緑町公園」近くの水路で男児が転落して死亡 (2022/12/17)
- ガスボンベの爆発を心配すると「小心者!」と広島ではけなされる (2022/12/04)
- 大崎下島の沖合でタンカー・光辰丸と漁船が衝突 (2022/12/04)
- 広電バスが突然炎上 (2022/11/29)
- 【多重事故】山陽道で路上に出ていた2人がトラックにはねられ死亡 (2022/11/26)
スポンサーリンク