内縁の夫を殺害した福山市の女に懲役14年の判決

2020年、福山市で会社役員の男性を殺害したなどとして、殺人などの罪に問われた内縁の妻に、広島高等裁判所は1審と同様に懲役14年の判決を言い渡した。福山市の無職、福山美保被告(54)は、20年2月、内縁の夫で45歳の会社役員を殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた。

1審の広島地方裁判所は、被告が被害者から日常的に暴力を受けたことが背景にあったとした一方で、悪質な犯行だなどと指摘し、懲役14年の実刑判決を言い渡し、被告は刑が重すぎるとして控訴していた。

7月21日の判決で、広島高等裁判所の伊名波宏仁裁判長は、「被告が長年、被害者から暴力を受けてきたことは犯行に至るいきさつとして考慮すべきだが、大幅に刑を下げる事情とはならない」などとして、1審と同様に懲役14年の実刑判決を言い渡した。(NHK広島)

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福山美保被告(54)は2020年2月、福山市神辺町の自宅で、内縁の夫で会社役員の若嶋真一さんに睡眠薬を飲ませた後、知り合いに若嶋さんの首をロープでしめて殺害させ、兄らと共謀して別の知り合いの家に遺体を放置したとして、22年2月、殺人と死体遺棄の罪で1審で懲役14年の判決を受けた。

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