府中市の介護福祉施設で車両から車椅子ごと降ろそうとした女性が転落死

4月7日午後、府中市の介護福祉施設で、ワゴンタイプの福祉車両から車椅子ごと降りようとした高齢の女性が転落し、死亡する事故があった。7日午後2時40分頃、府中市鵜飼町の介護老人福祉施設「セイフティー信和ショートステイ鵜飼」で、介護職員2人がワゴンタイプの車から車椅子に乗った85歳の女性を降ろそうとした際、車椅子ごと女性が地面に転落した。

発生からおよそ4時間後、搬送先の病院で府中市高木町の無職、田中ゆり子さん(85)の死亡が確認された。

田中さんを乗せた福祉車両は車の後ろにあるリフトを使って車椅子ごと、人を乗り降りさせるタイプで、当時、職員2人が田中さんを降ろす作業をしていたとみられている。

警察は、作業の手順などを関係者から聞くなどし、詳しい事故の経緯を調べている。(TSS)

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