参院選大規模買収事件で元広島県議と元広島市議に罰金など略式命令

3月31日、河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件で、元大臣から現金を受け取ったとして公職選挙法違反の罪で略式起訴された元広島県議会議員と元広島市議会議員のあわせて2人について、裁判所は略式命令を出した。

略式命令を受けたのは、高山博州元県議会議員と八軒幹夫元広島市議会議員。

河井克行元法務大臣の実刑判決が確定した3年前の参議院選挙をめぐる大規模買収事件では22年1月、東京の検察審査会が、裁判で現金を受け取ったと認定されたものの不起訴となった県議会議員や広島市議会議員など100人のうち35人を「起訴相当」と議決したと公表した。

これを受けて検察当局が再捜査した結果、体調不良の1人を除き、25人が略式起訴、9人が正式に起訴されていた。

高山元県議は河井元大臣から現金30万円を、八軒元広島市議は現金50万円を受け取ったとして公職選挙法違反の罪で略式起訴され、広島簡易裁判所などは高山元県議に罰金15万円、追徴金30万円、八軒元広島市議に罰金25万円、追徴金50万円を支払うよう略式命令を出した。

今後、罰金などを納め有罪が確定すれば、5年間、公民権が停止されることになる。(NHK広島)

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