中国地方の女性議員70人が「議員より愛人になれ」などのハラスメントを受けた
中国地方の地方議会の女性議員へのハラスメント(嫌がらせ)について、アンケートに回答した女性議員の4割強に当たる70人にハラスメントを受けた経験があったという。同僚の男性議員や支援者からのセクハラが目立つといい、さらには首長からも受けたという。
2015年にもそんな記事があったので参考にしてもらいたい。
「うるさいおばさんよのー!」「かわいくないから質問させちゃらん!」
ハラスメントの背景には女性議員の少なさもあるといわれ、中国地方の県・市町村議も定数2152人のうち女性は12.3%の265人(21年12月1日現在)にとどまるからだという。
ハラスメント(嫌がらせ)は職場の会社内でも普通に行われていることを考えると、もはや人間という動物社会の限界点に到達したように思う。ハラスメントが無い社会とは、AI(人工知能)を持ったロボットが社会を動かす世界だ。それとも人と会わないで生きて行ける社会しかない。
会社の面接でよく聞かれる「ストレス耐性」とは、業務が多忙であっても迅速に処理できるか、という事の他に、上司からのパワハラやセクハラなどに耐えうる精神力を持っているか、を意味することもある。
さらには、在日の社長から暴言を吐かれても毅然とした態度で耐えられるのか、ということも。
では、実際にどんなハラスメントがあったのか。
21年11~12月、に、中国地方の5県と全107市町村の議会に所属する全女性議員265人(12月1日現在)にアンケートを実施。女性議員は161人が回答し、うち43.5%の70人が「ハラスメントを受けたことがある」と回答。90人は「ない」、1人は無記入。(中国)
【ハラスメントの内容】
「議員より愛人になれ」 37人
「女のくせに生意気」 29人
「体を触られたり抱きつかれたりした」 18人
【ハラスメントを受けた相手】
「所属議会の議員」 53人
「支援者」 22人
「一般住民」 19人
「自治体の首長」 6人
「自治体職員」 4人
※複数回答
下着を送り付けられた
2年ほど前、山陽地方の40代女性議員が自宅に届いた茶封筒を開けた時のこと。中身は奇抜なデザインのショーツとブラジャーだった。差出人の名前はないが、男性からと思われる同封の手紙には「これを着て写真を撮り、会員制交流サイト(SNS)にアップしてほしい」と書かれていた。
音楽のCDを送ってきた
「僕の好きな曲を聴いて」とCDを送られた。
つきまとい・追っかけ
選挙運動のさなか、中年男性に張り付かれた。行く先々で街頭演説の間、マイクを握るたびカメラのシャッターを切り続けた。数日間続き、ぐっとこらえて男性が求める再三の握手にも応じた。耐えるのは、苦い経験があるから。「支援者」という高齢男性にしつこく握手や写真撮影を求められ、やんわり断った。すると男性の態度は一変。「敵とみなす」などとすごんできた。
同僚の男性議員から
民間から転身した中国地方の若手女性議員は、ある男性議員が、おもむろに体を触ってきた。肩や脇の下、二の腕。繰り返されるうちに故意だと確信した。議員活動に意欲を見せると、別の男性議員や議会関係者から「性欲が強いんだろうね」「女に何ができるんだ」と耳を疑う言葉がぶつけられる。「でも力関係を考えると、場の雰囲気を壊せない」と我慢している。
人間に「感情」がある限り永遠に無くならない
この女性議員は、女性議員の少なさに「多勢に無勢」だと感じ、「多くの議員が意識を高く持ち、変わっていこうとすることが大事だ」と先輩の女性議員に呼び掛けて研修会を開くなどして立ち向かうつもりでいる、としているが、人間に「感情」という思考がある限り改善はしない。例えば一言でもハラスメントを言ったらペナルティなり罰金を科せば無くなっていくだろう。これは遅刻した社員に罰金を科していったら無くなったという経験からだ。
女性が多い職場にポツンと男性が1人だと悲惨
女性が多い職場だとハラスメントが無くなる、という考え方に反論する良い事例がある。女性管理職が男性社員にハラスメントをすることは事実であり、中には男性社員のシャツの襟を掴んで揺さぶるといった女管理職もいて実際に目にしてきた。その中で、中国地方のある役所のコーナーでおもしろい光景を見てしまったのだ。
そのコーナーでは、20代から50代くらいの女性が5~6人働いているが、なぜが若い男性職員がポツンといた。男性職員は忙しく動き回っていたが、どうも雰囲気が変なんだ。窓口に来た客の要望を50代のどっしりとした女性職員に聞いたりしていたが、男性職員からの業務内容に対する態度が面倒くさそうだった。
そして問題のシーンが訪れた。
若い男性職員が席をはずしたとき、そのコーナーで何が起こったのか。
何と、女性職員たちが男性職員の悪口をひそひそ話しているではないか。
まず口火を切ったのが50代のどっしりした女性職員だ。たぶん、長くやっているから幅を利かせているのだろう。
「見た~?あれ?何で?」と周りの女性職員たちに話かけ始めた。
そしたら30代の中堅女性職員が「男はねぇ~」「もう、いつもああなんよ~」「男っていうのはねぇ~」と同調し始めた。
こっちは窓口で座って聞いていたが、これが女の職場かと唖然としたものだ。
結局、上に立つ者がしっかりしていれば、こんな問題は起こりにくいが、そんな楽園みたいな職場はこの人間社会においては見当たらないと思ったほうがいい。結局、ハラスメントを軽く聞き流すぐらいのストレス耐性を身に付けるか、それが嫌ならハラスメント連中に対して立ち向かうしかない。
2015年にもそんな記事があったので参考にしてもらいたい。
「うるさいおばさんよのー!」「かわいくないから質問させちゃらん!」
ハラスメントの背景には女性議員の少なさもあるといわれ、中国地方の県・市町村議も定数2152人のうち女性は12.3%の265人(21年12月1日現在)にとどまるからだという。
ハラスメント(嫌がらせ)は職場の会社内でも普通に行われていることを考えると、もはや人間という動物社会の限界点に到達したように思う。ハラスメントが無い社会とは、AI(人工知能)を持ったロボットが社会を動かす世界だ。それとも人と会わないで生きて行ける社会しかない。
会社の面接でよく聞かれる「ストレス耐性」とは、業務が多忙であっても迅速に処理できるか、という事の他に、上司からのパワハラやセクハラなどに耐えうる精神力を持っているか、を意味することもある。
さらには、在日の社長から暴言を吐かれても毅然とした態度で耐えられるのか、ということも。
では、実際にどんなハラスメントがあったのか。
21年11~12月、に、中国地方の5県と全107市町村の議会に所属する全女性議員265人(12月1日現在)にアンケートを実施。女性議員は161人が回答し、うち43.5%の70人が「ハラスメントを受けたことがある」と回答。90人は「ない」、1人は無記入。(中国)
【ハラスメントの内容】
「議員より愛人になれ」 37人
「女のくせに生意気」 29人
「体を触られたり抱きつかれたりした」 18人
【ハラスメントを受けた相手】
「所属議会の議員」 53人
「支援者」 22人
「一般住民」 19人
「自治体の首長」 6人
「自治体職員」 4人
※複数回答
下着を送り付けられた
2年ほど前、山陽地方の40代女性議員が自宅に届いた茶封筒を開けた時のこと。中身は奇抜なデザインのショーツとブラジャーだった。差出人の名前はないが、男性からと思われる同封の手紙には「これを着て写真を撮り、会員制交流サイト(SNS)にアップしてほしい」と書かれていた。
音楽のCDを送ってきた
「僕の好きな曲を聴いて」とCDを送られた。
つきまとい・追っかけ
選挙運動のさなか、中年男性に張り付かれた。行く先々で街頭演説の間、マイクを握るたびカメラのシャッターを切り続けた。数日間続き、ぐっとこらえて男性が求める再三の握手にも応じた。耐えるのは、苦い経験があるから。「支援者」という高齢男性にしつこく握手や写真撮影を求められ、やんわり断った。すると男性の態度は一変。「敵とみなす」などとすごんできた。
同僚の男性議員から
民間から転身した中国地方の若手女性議員は、ある男性議員が、おもむろに体を触ってきた。肩や脇の下、二の腕。繰り返されるうちに故意だと確信した。議員活動に意欲を見せると、別の男性議員や議会関係者から「性欲が強いんだろうね」「女に何ができるんだ」と耳を疑う言葉がぶつけられる。「でも力関係を考えると、場の雰囲気を壊せない」と我慢している。
人間に「感情」がある限り永遠に無くならない
この女性議員は、女性議員の少なさに「多勢に無勢」だと感じ、「多くの議員が意識を高く持ち、変わっていこうとすることが大事だ」と先輩の女性議員に呼び掛けて研修会を開くなどして立ち向かうつもりでいる、としているが、人間に「感情」という思考がある限り改善はしない。例えば一言でもハラスメントを言ったらペナルティなり罰金を科せば無くなっていくだろう。これは遅刻した社員に罰金を科していったら無くなったという経験からだ。
女性が多い職場にポツンと男性が1人だと悲惨
女性が多い職場だとハラスメントが無くなる、という考え方に反論する良い事例がある。女性管理職が男性社員にハラスメントをすることは事実であり、中には男性社員のシャツの襟を掴んで揺さぶるといった女管理職もいて実際に目にしてきた。その中で、中国地方のある役所のコーナーでおもしろい光景を見てしまったのだ。
そのコーナーでは、20代から50代くらいの女性が5~6人働いているが、なぜが若い男性職員がポツンといた。男性職員は忙しく動き回っていたが、どうも雰囲気が変なんだ。窓口に来た客の要望を50代のどっしりとした女性職員に聞いたりしていたが、男性職員からの業務内容に対する態度が面倒くさそうだった。
そして問題のシーンが訪れた。
若い男性職員が席をはずしたとき、そのコーナーで何が起こったのか。
何と、女性職員たちが男性職員の悪口をひそひそ話しているではないか。
まず口火を切ったのが50代のどっしりした女性職員だ。たぶん、長くやっているから幅を利かせているのだろう。
「見た~?あれ?何で?」と周りの女性職員たちに話かけ始めた。
そしたら30代の中堅女性職員が「男はねぇ~」「もう、いつもああなんよ~」「男っていうのはねぇ~」と同調し始めた。
こっちは窓口で座って聞いていたが、これが女の職場かと唖然としたものだ。
結局、上に立つ者がしっかりしていれば、こんな問題は起こりにくいが、そんな楽園みたいな職場はこの人間社会においては見当たらないと思ったほうがいい。結局、ハラスメントを軽く聞き流すぐらいのストレス耐性を身に付けるか、それが嫌ならハラスメント連中に対して立ち向かうしかない。
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