黒い雨証言フィーバーが始まる

広島への原爆投下後に降った「黒い雨」を巡り、これまで降雨が確認されていなかった爆心地の西側約30キロの地域で、新たに4人が「黒い雨に遭った」と証言したという。

過去3回実施された専門家らによる調査のいずれでも「降雨域外」とされていた地域。降雨域外の証言は、黒い雨被害者の支援団体や広島県・市も確認しておらず、明らかになるのは初めてだという。

証言した4人が雨に遭った集落は爆心地からは西北西に約30キロ離れた旧吉和村(現広島県廿日市市)の小高い山に囲まれた地域。4人は当時、同村民で吉和国民学校(当時)の児童だった。国は、黒い雨を巡る広島高裁判決(7月)を受けて現行の援護対象区域外で雨に遭った住民への救済を検討するとしており、証言者が救済の対象になる可能性があるという。

4人によると、原爆が投下された午前8時15分は校庭で朝礼中。広島市の方向から強い光が差し、爆音とともに校舎のガラスが揺れた。うち3人は、焼け焦げた紙片などが降った後、午後3時過ぎから黒い雨が降り始めたと証言する。4人のうち少なくとも2人は被爆者に支給される健康管理手当の対象疾病となる、がんなどを患っている。1人を除き雨の色は覚えていないが、焼けた紙やすすが多数降ったと証言した。(毎日)

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