アキタフーズ元代表の秋田被告が起訴内容を認める

6月28日、元農相で元衆院議員の吉川貴盛被告(70)=収賄罪で起訴=に現金500万円を渡したなどとして、贈賄罪と政治資金規正法違反に問われた大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」(広島県福山市)グループ元代表の秋田善祺(よしき)被告(87)は、東京地裁(向井香津子裁判長)で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めたという。

起訴状によると、秋田元代表は吉川元農相に大臣在任中の2018年11月~19年8月、養鶏業界に便宜を図ってもらう趣旨で、3回にわたり現金計500万円を渡したとされる。

関係者によると、国際獣疫事務局が18年9月、家畜をストレスのない状態で飼育する「アニマルウェルフェア(動物福祉)」を巡り、日本に厳しい養鶏飼育の国際基準案を示したため、元代表は同年11月、元農相に反対意見を伝えてホテルで200万円を渡した。

農水省が19年1月に基準案への反対を表明したことを受け、同3月には謝礼の趣旨で大臣室で200万円を提供。さらに、同8月には日本政策金融公庫の中小養鶏業者に対する貸し付け条件を緩和してほしいとの趣旨を加えて大臣室で100万円を渡したとされる。

政治資金規正法違反の起訴内容は、19年2月と8月、元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)=公職選挙法違反で実刑判決、控訴中=と吉川元農相がそれぞれ開いた政治資金パーティーで、同社がパーティー券計534万円分を購入したのに、社員延べ27人が個人で購入したように装ったとしている。

購入が20万円を超えると政治資金収支報告書に記載する義務が生じるため、名義を分散して記載を避けたとみられる。(毎日)

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