中国労働金庫の支店長が6100万円を着服

広島市に本店のある中国労働金庫は、山口県宇部市の支店長が架空の商品への預金を持ちかけて顧客から預かった合わせて6000万円あまりを着服していたと発表した。

中国労働金庫によると、山口県宇部市にある宇部支店の50代の男性支店長が、広島市の本店営業部や山口県内の支店に勤めていた2014年2月から21年4月にかけて、架空の高利回りの定期預金を顧客に持ちかけ、山口県内の8人からおよそ6100万円を預かり着服していたという。

6月8日、顧客から「中国労働金庫には高利回りの預金があるのか」という問い合わせを受けて労働金庫が調べたところ、着服を認めたという。

支店長は6月10日付で解任され、これまでの聞き取り調査に対し、「知り合いの不動産業者が土地を購入する際の資金提供や飲み代などの遊興費に使った」と話しているという。

労働金庫は、警察に告発する準備を進めるとともに、被害にあった顧客への賠償の対応にあたることにしている。(NHK広島)

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