河井克行被告が政界引退、さらに妻の案里から問い詰められていた
元法務大臣・河井克行被告の公判が4月5日に行われ、弁護側による被告人質問が行われた。克行被告は、地元議員らに渡した現金の原資は自身の資金であり、今後について「選挙に立候補することは一切いたしません」と述べたという。
5日の被告人質問で、河井克行被告は、地元議員らに渡した現金の原資について、「全て私自身の手持ちにあった資金、そこから支出をさせていただきました」と述べ、議員歳費が貯まっていたと説明した。
自民党から交付された1億5000万円の使い道については、党勢拡大活動の経費で全て使い切ったと話し、「買収資金を政党交付金から賄おうという発想が私には全くございませんでした」「1円たりとも買収資金には使っていなかったことを世間の皆様にはわかっていただきたい」と強く訴えた。
また、妻の河井案里元議員と逮捕前に交わした会話について語る場面があり、「昔から、『今はお金で選挙が動く時代じゃない』ということを私によく言ってくれておりました」「報道が大きくなされるようになってきまして、『あなた本当にお金配ったの?』と問い詰められました」と述べた。
「私はただひたすら『あなたは知らない方がいいから』と言いました。そうしたら、案里が『説明してよ』『私が全く知らないことでも私の選挙だったんだから』と号泣されながら問い詰められましたけど、『あなたは知らない方がいい』そのように答えました」と話した。
また、そのようなやりとりをする中で、「『参議院選挙でお金を配るなんて砂漠に水をまくようなものよ』『あなたは私を信じられなかったの?』『なんで私に言ってくれなかったの?』と何度も何度も泣きながら私に訴えておりました」とも語った。
そして、「河井案里の純粋な尊い広い心を踏みにじって、私自身の政治的な思惑の実現のためにお金を差し上げてまわりました」「私としては死んでも死にきれない思いです」と述べ、メガネをはずして目にハンカチを当てる場面もあった。
最後に、「この場が政治家・河井克行にとっては遺言だと、私は最初から心に決め、遺言であれば全てを正直にお話ししないといけない、その義務と責任があると思ってずっとお話をしてきました」と話した。
そして、今回の事件の責任について、「衆議院議員を辞するということだけでは賄うことが出来ない」という考えから、「次の衆議院議員の総選挙には私は立候補することはいたしません」「私の生涯にわたって選挙に立候補することは一切いたしません」と述べた。
「認めるべきは認め、自分でしっかりと責任をとってこれから一歩一歩歩んで、そう考えております」と述べ、弁護側の被告人質問を終えた。(NNN)
5日の被告人質問で、河井克行被告は、地元議員らに渡した現金の原資について、「全て私自身の手持ちにあった資金、そこから支出をさせていただきました」と述べ、議員歳費が貯まっていたと説明した。
自民党から交付された1億5000万円の使い道については、党勢拡大活動の経費で全て使い切ったと話し、「買収資金を政党交付金から賄おうという発想が私には全くございませんでした」「1円たりとも買収資金には使っていなかったことを世間の皆様にはわかっていただきたい」と強く訴えた。
また、妻の河井案里元議員と逮捕前に交わした会話について語る場面があり、「昔から、『今はお金で選挙が動く時代じゃない』ということを私によく言ってくれておりました」「報道が大きくなされるようになってきまして、『あなた本当にお金配ったの?』と問い詰められました」と述べた。
「私はただひたすら『あなたは知らない方がいいから』と言いました。そうしたら、案里が『説明してよ』『私が全く知らないことでも私の選挙だったんだから』と号泣されながら問い詰められましたけど、『あなたは知らない方がいい』そのように答えました」と話した。
また、そのようなやりとりをする中で、「『参議院選挙でお金を配るなんて砂漠に水をまくようなものよ』『あなたは私を信じられなかったの?』『なんで私に言ってくれなかったの?』と何度も何度も泣きながら私に訴えておりました」とも語った。
そして、「河井案里の純粋な尊い広い心を踏みにじって、私自身の政治的な思惑の実現のためにお金を差し上げてまわりました」「私としては死んでも死にきれない思いです」と述べ、メガネをはずして目にハンカチを当てる場面もあった。
最後に、「この場が政治家・河井克行にとっては遺言だと、私は最初から心に決め、遺言であれば全てを正直にお話ししないといけない、その義務と責任があると思ってずっとお話をしてきました」と話した。
そして、今回の事件の責任について、「衆議院議員を辞するということだけでは賄うことが出来ない」という考えから、「次の衆議院議員の総選挙には私は立候補することはいたしません」「私の生涯にわたって選挙に立候補することは一切いたしません」と述べた。
「認めるべきは認め、自分でしっかりと責任をとってこれから一歩一歩歩んで、そう考えております」と述べ、弁護側の被告人質問を終えた。(NNN)
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