第一学習社が不適切行為を過小報告

3月30日、文部科学省は、教科書を発行する第一学習社(広島市)が、高校側に教師用教材を無償で提供する不適切な行為の件数を過少報告していたと発表した。2016年に同省が調査した際は41校57件と報告したが、このほかに3都府県の28校で46件あったという。

これとは別に、不適切行為が1328件行われた可能性があるといい、同省は高校側の教科書採択に影響がなかったか調べるという。教科書協会に対応を要請するほか、公正取引委員会にも情報提供するという。

萩生田光一文科相は同日の閣議後記者会見で、「極めて悪質かつ不誠実な行為であり、誠に遺憾で大変失望している」と述べた。

文科省によると、21年2月に匿名の通報があり、第一学習社に調査を指示。同社は「当時の営業部長が意図的に減らした内容で報告した」と説明した。

教科書会社が検定中の教科書を教員らに見せて謝礼を渡していた問題が16年に発覚し、違反した会社は次回検定を不合格とする制度が17年に導入された。今回発覚したのは16年までの不適切な行為のため、今年度行われた検定に影響はなかった。(時事)

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