広島赤十字・原爆病院で手術後に死亡した女性の遺族に6700万円の賠償命令

平成25年、広島赤十字・原爆病院で脳の血管の手術を受けた女性が死亡したのは手術ミスが原因だと遺族が訴えた裁判で、広島高等裁判所は1審とは逆に病院側の過失を認め、およそ6700万円の賠償を命じた。

平成25年、当時41歳だった女性は、広島市中区にある広島赤十字・原爆病院で脳の血管にできたこぶのような「動脈りゅう」の破裂を防ぐ手術中にくも膜下出血を起こし、その後、死亡した。

遺族は女性が死亡したのは手術ミスが原因だとして、病院側におよそ7500万円の賠償を求める訴えを起こしたが、一昨年、広島地方裁判所は訴えを退けていた。

2月24日の2審の判決で、広島高等裁判所の西井和徒裁判長は「動脈りゅうをふさぐ手術の過程で破裂し、くも膜下出血が起きた」とした上で、「医師が動脈りゅうを傷つけないよう、する措置を適切に取らなかったことが女性の死亡につながった」などと指摘し、1審とは逆に病院側の過失を認め、およそ6700万円の賠償を命じた。

裁判のあと、会見した女性の父親の上瀬忠義さん(75)は、「判決を聞いて驚いたと同時にほっとした。娘の墓に報告したい」と話していた。

判決について広島赤十字・原爆病院は「判決文を精査したうえで、今後の対応を検討したい」とコメントしている。(NHK広島)

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ