鈴木宗男氏の依頼で元秘書が河井陣営の応援に入る

19年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で公選法違反罪に問われた元法相の河井克行被告(57)の第42回公判が2月19日、東京地裁で行われ、福山市の事務所の責任者だった男性が検察側の証人として出廷し、受け取った60万円の違法性を認めたという。

日本維新の会の鈴木宗男参院議員からの依頼で陣営に加わったという。男性は鈴木氏の元秘書で、福山市で会社を経営。河井夫妻との接点はなかったという。

法廷での証言によると、参院選前の19年4月に鈴木氏から電話があり、克行被告の妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を支援するよう依頼を受けたため、案里氏の陣営に参加。同市の事務所の責任者となり、当時首相だった安倍晋三氏の秘書と企業などを回り、支援を求めた。

参院選公示を1カ月後に控えた6月8日、案里氏を支援していた元広島県議らと同市内の飲食店で会食。途中で別室に呼び込まれ、克行被告から「いろいろ大変だから」と30万円を渡された。男性は「集票の依頼」と感じて複数回拒んだが、押し返されて受け取った。

さらに選挙中の7月15日、同市内の事務所で克行被告から30万円を渡された。克行被告は「経費だから」と説明したという。

男性は「さらなる集票を頑張れということだと思った」と証言。現金は飲食代に使った後、同額を克行被告の事務所に送ったと述べた。

弁護側は捜査段階の調書で、1回目の30万円について男性が「そのくらいの金額で動く人間と思われ、ふがいない」と述べていたことを指摘。男性は「私のお小遣いと同程度だったから」などと説明した。

鈴木参院議員は、克行被告と案里氏から同事件での逮捕前に相談を受けていたことを明かしていた。克行被告が衆院選で初当選した1996年に選挙担当の自民党副幹事長だったことが縁で交流があった。(中国)

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