受け取った金でラグビーワールドカップ試合観戦した尾道市議の杉原氏説明拒否

2月15日、尾道市議会は、2019年7月の参院選を巡り、元法相で衆院議員の河井克行被告(57)から現金30万円を受け取ったとされる杉原孝一郎市議(78)に事実を確認する説明会の開催を決めた。

しかし、杉原氏は出席を拒否したという。

2月3日の公判で検察側が読み上げた杉原氏の供述調書の内容が、市議会へのこれまでの説明と食い違っていた。

市議会は2月8日、15日に会派代表者会議で対応を協議。15日の会議では、杉原氏にほかの市議が質問する公開の説明会を22日に開く方針を決め、福原謙二議長が連絡を取ったが、杉原氏は「受けられない」と拒否したという。

杉原氏は20年9月、市議会の求めに応じ、質疑を受け付けない非公開の説明会を開いた。

その際、克行被告が参院選公示翌日の7月5日に自宅を訪れ、紙袋に入った現金を置いて帰ったと認める一方、「現金は3日後に返却した」「法的にも道義的にも恥じる行為は一切ない」と述べていた。

一方、供述調書では、受け取った現金30万円について「検事の取り調べを受けた後に同額を現金書留で送ったが戻ってきた」「もろもろの生活費に使った」「9月に東京でラグビーワールドカップの試合観戦をしたときに一部を使った」などとしていた。

杉原氏は20年6月、現金授受を報じられた際、「克行被告と面識はない。報道は事実無根だ」と否定。議会にも同様の説明をし、その後、撤回した。(朝日)

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ