豊島岩白市議、受け取った金はプライベートで使ってしまう

1月28日、元法相・河井克行被告の公判が行われ、広島市の豊島岩白市議らが証人として出廷。克行被告から受け取った現金の趣旨について「案里被告の応援を頼むという趣旨だと思いました」と述べる一方で、受け取った金額については「詳細な記憶がないです」と話した。

28日の裁判には、広島市の豊島岩白市議が広島地裁からのビデオリンクを使用して証人として出廷。豊島市議は、2019年3月と6月の2回にわたり、克行被告から現金を受け取ったと証言した。

1回目は、豊島市議の事務所を克行被告が訪れ、市議選の選挙情勢や、克行被告のアメリカでの活動について話をしたのち、克行被告が帰り際に「よろしく」と言って封筒を差し出してきたと述べた。豊島市議は現金が入っていると思い、公職選挙法違反にあたると考え、「こういったものはいいですから」と拒否したものの、克行被告に「受け取ってもらわんと困ります。みんな受け取っとるから」と言われ、現金を受け取ったと証言した。

ただし、現金の額については明確な記憶がないとし、後から銀行口座の引き出し履歴などのデータと照らし合わせた結果、おそらく20万円から30万円であるとし、選挙や政治活動の費用などにあてたと述べた。

2回目も、2019年6月に豊島市議の事務所で克行被告から受け取ったと述べ、案里被告の応援依頼についての話をされた後、帰り際に「これ」という言葉とともに白い封筒を差し出されたと証言。「河井案里被告の応援を頼むという趣旨だと思いました」と述べ、「河井先生の顔をつぶしてしまう」という思いから、断り切れずに受け取ったと話した。

2回目に受け取った金額についても数えた記憶はないが、おそらく20万円から30万円だったとし、プライベートな費用に使ったと述べた。

豊島市議は、弁護側や裁判官から金額が20万円から30万円だったとする根拠についてたびたび問われる場面もあったが、「どう数えたのか正直記憶はありません」「詳細な記憶がないです」と述べた。(NNN)



広島市議会 豊島岩白議員

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