三原市の「共栄繊維」が技能実習生のベトナム人に130万円の賃金不払い

1月28日、三原市の縫製会社が20年、この会社で当時技能実習生として働いていたベトナム人の2人に対し、時間外や休日勤務をさせた分の賃金を支払っていなかったとして、労働基準法違反の疑いで書類送検された。書類送検されたのは、三原市小泉町の縫製会社、「共栄繊維」と78歳の社長の男。

三原労働基準監督署によると、この会社と社長は、20年4月から9月にかけて、当時技能実習生として働いていた30代のベトナム人の2人に対し、時間外や休日に勤務していた分の賃金、合わせておよそ130万円を支払っていなかったとして、労働基準法違反の疑いが持たれている。

技能実習生だった2人は、この会社でミシンを使って衣服を縫製する業務にあたっていたが、会社は時間外労働1時間につき最低賃金のおよそ半分となる500円の賃金しか支払っていなかったという。

技能実習生の2人は20年11月に帰国しているが、会社は帰国前に未払い分の賃金を支払ったという。書類送検について社長は「賃金はその後支払ったが悪いことをしたと思っている」とコメントしている。(NHK広島)

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