岸田文雄氏が衆院広島3区だけ応援に入らなかった理由

なぜ自民党・岸田文雄氏は、衆院広島3区河井克行被告の妻・案里氏を応援してしまったのだろうか。危険を感じなかったのだろうか。なぜなら、岸田氏は同じ自民党議員であっても、広島3区の自民党議員・河井だけは応援に入らなかったふしがあるからだ。岸田氏は2017年に自身のfacebookでこう書いている。


2017年10月17日
おはようございます。本日は、選挙戦に入ってからは初となる、地元広島入りをします。広島では、「小林史明」さん、「小島敏文」さん、「新谷正義」さん、「寺田稔」さん、「平口洋」さんの応援に駆けつけます。小林さん、小島さん、寺田さんは宏池会の同志でもあります。そして本日は、私、岸田文雄の総決起大会を予定しております。皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。


2017年は衆院選が行われた年だったため、岸田氏は同じ自民党議員の応援をするために広島入りをしたと投稿しているが、この中で、抜け落ちている人物がいる。同じ自民党議員なのに。

登場人物を順に見てみると、

「小林史明」は衆院広島7区 福山市が主な地盤
「小島敏文」は衆院広島6区(比例) 庄原市、三次市が主な地盤
「新谷正義」は衆院広島4区 東広島市、安芸郡が主な地盤
「寺田稔」は衆院広島5区 呉市・三原市が主な地盤
「平口洋」は衆院広島2区 広島市西区、佐伯区、廿日市市が主な地盤
※「岸田文雄」は衆院広島1区 広島市中区、南区、東区が地盤

つまり「広島3区」の河井克行が抜けている。

河井克行(現在被告)は宏池会ではないが、同じ自民党議員。それでも岸田氏は衆院広島3区の議員の応援には入らないという意思を示している。なぜなのか、いろいろ想像してみると、もしかしたら岸田氏は、河井克行被告が以前から議員に金を配っていることをすでに知っていたのではないか。そのくらいの情報は岸田氏の耳に入っていても不思議ではない。応援に入ることは危険であると思っていた可能性がある。

だとすると、河井克行被告の妻・案里被告の応援に入ることについても相当悩み、ひとつの賭けだったように見える。

広島3区・河井の応援を拒絶していた岸田氏だったが、安倍前首相などの力学によって、自身の考え方が曲げられてしまったようだ。

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