タバコを吸って見つかった呉港高校生徒VS熱血先生の裁判がスタート

行き過ぎた指導が原因で自主退学を余儀なくされたとして、呉港高校の元男子生徒が、およそ178万円の損害賠償を求めた裁判の初公判が1月13日開かれた。

この裁判は、呉市にある私立の呉港高校に通っていた元男子生徒(17)が、学校側の行き過ぎた指導が原因で自主退学を余儀なくされ、精神的苦痛を受けたなどとして、学校を運営する法人らを相手取り、およそ178万円の損害賠償を求めているもの。

訴状などによると、元男子生徒は19年5月、高校の近くでタバコを吸っていたとして丸刈りを強制されたうえ、およそ1カ月にわたり、他の生徒とは別の部屋で反省文を大声で読まされるなどの指導を受けた。

さらに7月には、授業に必要なノートを忘れたことを理由に教師から胸を殴られる暴行を受けて不登校となり、自主退学を余儀なくされたと主張。

反省指導は「生徒に苦痛を与えるだけで合理性・相当性を欠いており、違法」などと訴えている。

13日の公判で学校側は答弁書を提出して請求の棄却を求め争う姿勢を示した。(TSS)

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