河井案里被告最終弁論「広島の皆様、私を信じて下さい」

12月23日、参議院選挙の大規模買収事件をめぐる河井案里被告の裁判は、この日、最終弁論が行われ、弁護側は改めて無罪を主張した。一方、案里被告は最後の意見陳述で検察の捜査手法を批判し、「私を信じていただきたい」と訴えた。

東京地裁で行われた23日のの最終弁論で弁護側は「被告人が県議4人に渡した現金は陣中見舞いまたは当選祝いの趣旨に基づくものであり買収の意図はない。克行の指示で女性秘書が江田島市議に渡した現金も実行行為に関与していないし、克行とも共謀していない。よって被告人は無罪である」

また被買収側が誰一人、起訴されていないことに触れ、「自己の刑事責任を免れるため虚偽証言をする危険性があり、信用できない」と指摘。

さらに仮に買収の意図が認定されたとしても、「被告人の意図は著しく希薄であった」として、執行猶予付きの判決が妥当であり、5年間の公民権停止は長すぎると主張した。

最後の意見陳述で証言台に立った案里被告は、検察の捜査手法を批判したうえで無罪を訴え、次のように締めくくった。

「広島の皆様には大変恥ずかしい思いをさせてしまっています。そのことをお許しください。しかし私は皆さまを裏切るようなことはいたしておりません。どうか私を信じていただきたく存じます」

意見陳述での案里被告は、あらかじめ用意したメモを議会答弁のように淡々と読み上げ、言葉には力がこもっていたという。

特に検察に対しては、「最低限の捜査も行わずに共犯性を主張するのは、極めて横暴」などと批判。

「買収はお札で相手の頬を張り飛ばすような行為であり、下品なこと」と語気を強めて、無実を訴えていた。

また一連の事件について、「道義的な責任は候補者である私がすべて背負う覚悟」と明言したが、弁護側によると、「裁判の行方がわからない段階で職を辞することは政治家として自覚に欠ける」として、現時点で議員辞職はしない意向も示しているという。(TSS)

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