アキタフーズが元農林水産省の議員に現金提供

12月1日、鶏卵生産大手「アキタフーズグループ」(広島県福山市)の元代表(87)が、鶏卵業界に便宜を図ってもらう目的で、元農林水産相の吉川貴盛衆院議員(70)=自民、北海道2区=に対し、現金を提供した疑いのあることが分かったという。東京地検特捜部も把握しており、アキタ社の関係者を任意聴取するなどして、捜査を進めている模様。

元代表は業界団体「日本養鶏協会」で副会長や特別顧問を務めるなど、長年に渡り業界のリーダーとして、政治家や農水省の官僚に多く接触していた。元代表は吉川氏の他にも、農水族議員らに現金を配布した疑いがあるという。

関係者によると、元代表は、家畜にとってストレスの少ない飼育環境を目指す「アニマルウェルフェア」(AW)や、鶏卵の取引価格が基準を下回った場合に9割以内が補填される「鶏卵生産者経営安定対策事業」をめぐり、政治家や農水省の官僚に実情を訴えるなどしていた。

アキタ社をめぐっては、前法相で衆院議員、河井克行被告(57)=広島3区、公選法違反罪で公判中=夫妻の陣営による昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、事件の関係先として、今年7月に検察当局が家宅捜索していた。同社は河井夫妻陣営に献金をするなどしていた。捜索を受け、元代表は経営から退いていた。

また、同月に元代表は所有するクルーザーで、農水省の元幹部や、元農水相経験者らを接待していたことも判明している。

吉川氏は北海道議を経て平成8年の衆院選で初当選し、現在6期目。北海道開発政務次官や農水副大臣などを歴任し、30年10月~令和元年9月にかけて農水相を務めた。(産経)


自民党前農水省に500万円

鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)が自民党衆院議員の吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区=に対し、大臣在任中の2018~19年に3回にわたって現金計500万円を提供した疑いがあることが、複数のアキタ社関係者らから分かったという。同社をめぐっては検察当局が7月に家宅捜索していた。

吉川氏関連の政治団体の政治資金収支報告書には、アキタ社や前代表個人から計500万円の寄付は記載されていない。吉川氏は11月、前代表と面識があることは認めたが、現金授受は「あるわけない」「何を言われているのかさっぱり分からない」と否定した。

吉川氏は18年10月~19年9月、安倍政権で農水相を務めた。関係者によると、アキタ社前代表は18年11月に200万円、19年3月に200万円、同年8月に100万円の計500万円の現金を吉川氏に渡した疑いがある。面会時には「業界のために動いてほしい」などと話したという。(朝日)

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