群馬の「下仁田ネギ」を初試食した結果

前から少し気になっていた「下仁田ネギ」が、広島のスーパーで売っていた。「下仁田ネギ」を知るきっかけになったのは、2016年に衆院群馬5区の小渕優子議員が、地元の有権者をバスに乗せて東京の観劇会に連れていったり、下仁田ネギなどを配っていて、それが買収疑惑となり、政治資金規正法違反や公職選挙法違反の容疑で大々的に報道されたからだ。

そのとき、「下仁田ネギ」のことを初めて知ったのだ。

それはスーパーで売っている普通のネギとは何かが違う、何か特別なネギという印象があった。

なぜなら、関東地方の土は「関東ローム層」で覆われており、野菜の栽培などに適したきめの細かい黒土だ。

広島界隈にあるような、固くでポロポロするような真砂土とは違う。

さらに小渕優子議員が配るほどの「下仁田ネギ」には普通のネギにはない何かがあると思い続けていた。

そして、その「下仁田ネギ」が広島のスーパーで売っていたのだ。

普通のネギは、全部きれいにされて店頭に陳列してあるが、「下仁田ネギ」は、土で汚れたまま、陳列してあるのが特徴だ。

「下仁田ネギ」は普通のネギより2倍以上太いが、値段は2本で300円くらいだから、そんなに高くない。もっと高価なものだと思っていたから少し拍子抜けした。

迷わず買って、早速、鍋料理にしてみた。


袋から取り出したばかりの下仁田ネギ

説明書きによると、茶色い部分は寒さと霜で黄色や茶色に変色することがあるが、これは「下仁田ネギ」の特徴らしい。

普通のネギとはずいぶんと形が違うのが分かる。

下仁田ねぎ01


茶色く汚れた皮の部分を取る。

下仁田ネギ02


適当に切る。

下仁田ネギ03


普通のネギとの比較。上が「下仁田ネギ」で下が普通のネギ

下仁田ネギ04


出来上がった鍋料理は適当すぎるので非公開。

問題の「下仁田ネギ」を食べた感想は、確かに大きい分だけ食べ応えはあるが、はっきり言うと、普通のネギと変わらなかった。

何に期待したかと言えば、その肉厚のネギからは、もしかしたらニンニクのような風味でもあるのかと思っていた。そんな珍味で価値のあるネギなら、群馬の有権者に配る理由も分かる。

しかし、「下仁田ネギ」の味は、普通のネギと変わらなかった。

もしかしたら、小渕優子議員が有権者に配ったものは、広島では買えない特別な「下仁田ネギ」だったのかもしれない。

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