河井案里被告の公判、領収書「いらなーい」証言

9月17日、河井克行被告(57)の妻の案里被告(46)の公判が、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、証人出廷した下原康充・広島県議(69)が、案里議員から受け取った現金50万円の名目が「当選祝い」から「見舞金」に変遷したと経緯を証言した。

証言によると、下原県議は、自身が立候補していた広島県議選投開票日の19年4月7日、案里議員から「会いたい」と電話があり、東広島市に設けた自身の選挙事務所で面会した。2人の会話は7月の参院選に及び、案里議員は、自身と同様に自民党の公認を受け、6選を目指していた溝手顕正・元防災担当相の名前を出し、「溝手さんは現職なので大丈夫。だから私を応援してください」と訴えたという。

案里議員は帰り際にかばんから白い封筒を出し、「当選祝いです」と告げた。しかし、県議選は開票前で、「当選祝いはおかしい」と受け取りを拒否すると、案里議員は「じゃあ、陣中見舞いで」と応答した。

下原県議は領収書を渡す意思を告げたが、案里議員が軽い口調で「いらなーい」と断ったため、改めて受け取りを拒否。すると、案里議員は、療養中だった下原県議の妻の存在を挙げ、「お見舞いに」と切り出したという。下原県議は断り切れずに受け取り、案里議員が立ち去った後に封筒の中身を確認すると、現金50万円が入っていた。

下原県議は尋問で「見舞いにしては金額が大きすぎる。最初から見舞金と言われたならともかく、(名目が)ころころ変わった」と証言。それまで案里議員から現金を受け取ったことはなかったとし、案里議員の選挙の応援や票のとりまとめを目的とした「違法な金だと思った」と述べた。(毎日)

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