生キッシーが宮城で女性を立たせたままおにぎりを食べる写真(中村かさね・代理人)

「生キッシー」ことFK(エフケー)岸田文雄政調会長が、宮城県でおにぎりを食べている画像を9月10日、Twitterで公開した。ところが、画像の背後に立ったまま、おにぎりを差し出す女性が写し出された。この写真を見た瞬間、キッシーの食卓を批判したハフポストのブロガー”中村かさね”を思い出した。

せっかくだから、ここは中村かさねに代わって、生キッシーの画像を批判してみることにする。赤字の部分が本文から変更したところ。


「すごく昭和感」 岸田文雄氏が投稿した女性召使い写真への強烈な違和感、理由を考えてみた

自民党総裁選に立候補を表明した岸田文雄氏がTwitterに投稿した1枚のプライベート写真。一瞬、言葉にできない違和感を覚え、指が止まった。
中村 かさね (Kasane Nakamura).代理人

ネクタイを結んだままスーツ姿で地べたに座る男性。傍らには、Tシャツ姿でにこやかに微笑む女性召使いが立っている。

「米どころ宮城県栗原市にうかがいました。日本の原風景である田んぼの真ん中で、くるま座になり、おにぎりを頂きながら、いま政治に求められていることを率直に語り合いました。」という言葉が添えられている。

一瞬、言葉にできない違和感を覚え、指が止まった。

食卓でないのにおにぎりを食べるのも、なかなかの「演出」のようにみえる。

でも、最大の違和感は、地べたに座るスーツ姿の脇で、立ったままおにぎりを配ろうとする召使のような姿。

まるで1975年に炎上したCM『私作る人、ボク食べる人』を地でいくような写真だ。

それぞれに合った関係性があっていいと思う。

けれど、それでもこの写真に強烈な違和感を覚えるのは、「政治家を支える控えめで優しい召使いを持つ自分」と「そういう召使いに感謝する自分たちの円満な様子」というイメージを、日本のリーダーになる可能性がある政治家が発信することの意味に対して、あまりに無自覚なように思えるからだ。

日本のジェンダーギャップに課題意識はあるか

男女格差の大きさを示すジェンダーギャップ指数(2019年)は、日本は世界153カ国のうち121位。女性が家庭での無償労働を強いられている状況も、女性政治家の少なさも、日本の大きな課題だ。

自民党の総裁候補は、イコール、日本の首相候補。

そして、彼が背負うかもしれない日本の重要課題の一つがジェンダーギャップだという認識があれば、こういう写真を何の抵抗もなく投稿することは考えにくいのではないだろうか。

岸田氏は4月にTwitterを始めたばかりで、総裁の椅子を争うことになる菅義偉官房長官や石破茂氏とはSNS上の知名度で遅れをとっている。プライベートのほっこりシーンのつもりでこの写真を投稿し、イメージアップにつなげたいという考えは理解できる。

けれど、いや、だからこそ、性別役割分担意識がどれだけこの国の男女平等を阻害してきたかという点にももう少し目を向けていただきたいなと思うのだ。(中村かさね・代理人


生キッシー 岸田文雄 食事


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