河井夫妻裁判、元女性秘書が証言「お金に関することは克行代議士に決定権」
公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた前法相の衆院議員河井克行被告(57)と、妻の参院議員案里被告(46)の公判が9月9日、東京地裁(高橋康明裁判長)であり、参院選の会計担当者だった選挙事務所スタッフの女性が「お金に関することは克行代議士に決定権があった」「三つの口座の出入金を毎日報告していた」「小口の資金でも細かく報告を求められたことを証言した。
その一方、「案里議員からは会計報告を求められたことはない」と話した。(共同・中国)
スマホで通帳を撮影してメールで報告
「お金に関することは克行被告に決定権がありました。スマホで通帳を撮影してLINEやメールで克行被告に送っていました。」(会計担当の女性 証人尋問)
さらに、事務所の通帳に記載されていた業者名が消されるなど、改ざんされた形跡があったとも証言した。
「自分は確かに通帳に記入したし、通帳には筆圧が残っていました。資金の流れをわかりにくくするため、代議士(克行被告)や案里被告の意向だと思います。」(会計担当の女性 証人尋問)
また、この選挙をめぐっては自民党本部から夫妻の支部に合わせて1億5000万円の資金が提供されているが、9日午前、検察側が朗読した会計担当者の供述調書では、
「選挙期間中、自民党本部からの資金を投入しても足りないことがあり、克行被告に報告すると、その後、党本部から追加で資金が入金されました。」(会計担当の女性の供述調書)
これまでの証人尋問では、次々と選挙スタッフが証言台に立ち、克行被告が選挙を取り仕切る「総括主宰者」だったことをうかがわせる証言をしている。(RCC)
その一方、「案里議員からは会計報告を求められたことはない」と話した。(共同・中国)
スマホで通帳を撮影してメールで報告
「お金に関することは克行被告に決定権がありました。スマホで通帳を撮影してLINEやメールで克行被告に送っていました。」(会計担当の女性 証人尋問)
さらに、事務所の通帳に記載されていた業者名が消されるなど、改ざんされた形跡があったとも証言した。
「自分は確かに通帳に記入したし、通帳には筆圧が残っていました。資金の流れをわかりにくくするため、代議士(克行被告)や案里被告の意向だと思います。」(会計担当の女性 証人尋問)
また、この選挙をめぐっては自民党本部から夫妻の支部に合わせて1億5000万円の資金が提供されているが、9日午前、検察側が朗読した会計担当者の供述調書では、
「選挙期間中、自民党本部からの資金を投入しても足りないことがあり、克行被告に報告すると、その後、党本部から追加で資金が入金されました。」(会計担当の女性の供述調書)
これまでの証人尋問では、次々と選挙スタッフが証言台に立ち、克行被告が選挙を取り仕切る「総括主宰者」だったことをうかがわせる証言をしている。(RCC)
- 関連記事
-
- 200万円受領の元広島県議会議長の奥原信也県議が河井裁判に出廷 (2020/09/16)
- 勾留中の河井克行被告が出馬を考えている (2020/09/16)
- 河井克行被告が弁護士6人全員を解任 (2020/09/15)
- 河井案里議員の広島事務所9月末で閉鎖 (2020/09/12)
- 尾道市の杉原孝一郎議員が検察から現金の受け取り指摘される (2020/09/11)
- 拘置会会長河井克行被告(あらいぐま)が出せと暴れたが4回目の保釈請求却下される (2020/09/11)
- 案里被告の会計担当が爆弾証言「1億5千万円全額収支報告書に記載すれば違法になる」 (2020/09/10)
- 河井夫妻裁判、元女性秘書が証言「お金に関することは克行代議士に決定権」 (2020/09/09)
- 河井前法相から現金受領認めた北広島町議が辞職願提出 (2020/09/07)
- 広島県内の自民党員が千人減少 (2020/09/07)
- 「何で検察官を向くんだ!?」克行被告が突然激高 (2020/09/04)
- 河井案里被告の公設第1秘書が証言「現金渡して支援を依頼」 (2020/09/03)
- 河井克行被告の公設1秘書が検察から取り調べ100回 (2020/09/02)
- 河井夫妻被告裁判の証人尋問が始まり「公設第1秘書」が証言 (2020/09/01)
- 「河井マネー」続々と広島県議4人が自白 (2020/08/28)
スポンサーリンク