河井夫妻被告、初公判で無罪主張、検察側と全面対決

2019年の参院選広島選挙区を巡る選挙違反事件で、地方議員らを買収したとして公職選挙法違反に問われた前法相の衆院議員、河井克行被告(57)と、妻で初当選した参院議員、案里被告(46)は8月25日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれた初公判で、いずれも無罪を主張した。

河井夫妻被告は検察と全面対決する模様だ。

起訴内容の認否で、夫妻はいずれも共謀はしていなかったとした。

克行議員は「私を国政に送り出していただいた多くの皆様にご心配とご迷惑をお掛けしたことについて、深くおわびする」と謝罪しつつ、「『総括主宰者』であるという点については否定する。投票や票のとりまとめを依頼する趣旨で現金を供与したものはない」と述べた。

案里議員も「選挙で応援してくれた多くの方々に大変なご迷惑をお掛けし、心から深くおわびする」とし、「夫が私の選挙運動を取り仕切っていたことは間違いない。しかし、私の当選を目的として選挙運動を依頼し、報酬として現金を渡したことはない」と述べた。

起訴状によると、克行議員は19年3~8月、計100人に現金計約2900万円を配って案里議員への投票や票のとりまとめを依頼し、案里議員は共謀して3~6月、このうち5人に計170万円を渡したとされる。克行議員は案里議員陣営の選挙全体を取り仕切った「総括主宰者」として起訴された。

現金提供は、案里議員が自民党の公認を受けた19年3月から始まり、7月21日の投開票後も続いた。配布先は、地方議員や首長、元議員秘書ら41人に1980万円、後援会関係者53人に約540万円、陣営関係者6人に約380万円。

現金の配布自体におおむね争いはなく、票の取りまとめを依頼する趣旨だったかどうかが最大の争点となる。(毎日)

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ