児童50人を大雨で増水した放水路を見学させた市立長束小学校

広島県内で大雨による土砂災害が起き、大雨洪水警報が出ていた7月14日午前、広島市安佐南区の市立長束小の教員が、5年の児童約50人を校外学習で引率し、「氾濫注意水位」を超えていた太田川放水路に近づいて見学させていたという。市教育委員会は「危険な行為だった」として同校を指導。学校側は16日、児童や保護者に謝罪した。

同校によると、放水路付近に浸水被害を防ぐポンプ場があり、14日朝から稼働していたため、放水路沿いを歩いてポンプ場を見学した。当時、放水路は河川敷が見えなくなるほど増水し、付近の観測地点は洪水の危険度を示す4段階の水位のうち危険度が上から3番目の氾濫注意水位を超えていた。

15日に市教委に情報提供があり発覚。福原剛校長は「災害時に地域の命を守るポンプの役割を知ってほしかった。雨がやんで水位が下がってきていたので安全だと判断したが、恐怖を感じた児童もおり、不適切だった」と述べた。(読売)


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