路線価上昇しても地価動向指数DIがすでに天井から大幅下落

広島県内の地価(不動産価格)が、すでに天井を打っていて下落しているという。7月1日には相続税などの基準になる路線価が発表され、都心回帰の傾向から広島市中心部が7年連続で上昇したと報道された。

商業地は上昇してきたが、下落しているのは住宅地となっているため、商業地との二極化がさらに進みそうだが、商業地も足を引っ張られて下落すると思われる。

商業地での広島県内の最高は、中区胡町の相生通り付近で1㎡あたり329万円。(前年比7.9%プラス)

1月1日を基準に算定しているため、新型コロナの影響は反映されていないが、都心回帰の傾向が続いていて、今年は再開発が進む広島駅前や福山市などが上昇した。

県不動産鑑定士協会によると「新型コロナの影響で、3月以降、土地や建物の取引が減っているが、長期的に見ると都心回帰の傾向から中心部の上昇が続くのではないか」と分析していた。


ところが、7月14日、広島県内で近年続いてきた地価の上昇傾向が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で転機を迎える可能性が出て来たという。


地価動向指数DIが大幅下落
広島県不動産鑑定士協会がまとめた県内の住宅地の4月1日時点での地価動向指数DIが1.7となり、19年10月1日調査から13.9ポイント下がった。

【地価動向指数DI】
4月に広島県内の不動産関係会社286社に聞き、181社から回答を得たというもの。DIは、地価が6カ月前より「上昇傾向」と感じる割合から「下落傾向」の割合を引いた直。

DIは、5年ぶりの低水準となったが、半年後の予想はさらに下落し、マイナス46. 2と大きく落ち込んだ。(中国)


広島県の地価指数DI


広島県不動産鑑定士協会「不動産DI」
広島県 不動産DI

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