サンデーモーニングで東京都の新型コロナ「陽性率」が紛らわしい

7月12日朝、TBS系列の「サンデーモーニング」では、東京都で連日200人を超える新型コロナウイルスの感染者が確認されたことを受けて、その原因などを報道していた。番組ではフリップボードでグラフや数値を解説し、東京都の小池知事の「感染者数が増えているのはPCR検査数が増えていることも影響している」との説明を紹介。

番組ではさらに「陽性率」に注目し、6月10日の1.6%から7月10日の5.9%と数値が高くなっていることを解説。

と、ここまでは「なるほど、陽性率が高くなっているということは、感染者数が第1波のときよりも広がっており、深刻な問題なんだ」と思うのは自然の流れ。

気になるのは、番組で出したフリップボードの数値だ。

小池都知事の顔写真の右横に、4月17日 206人 検査数 919件、 7月9日 224人 検査数 3400件、とある。

この数値で「陽性率」を計算すると、4月17日は22.4%、7月9日は6.5%だ。

陽性率は下がっている。

紛らわしい出し方だ。

番組を見ていて、分子の数値があまり変わらないのに分母が3倍になれば、率は低くなるんじゃないのかな、と疑問に思った。いくら寝起きで頭がボーッとしていても、そのくらいはまだ分かる。

どの日の数値を出すかにもよるが、なぜサンデーモーニングは、この数字を出したのだろうか。

番組ではこの部分については触れていなかった。

それはサンデーモーニングだからいいのか、報道の自由なのか、表現の自由なのか。

真相は不明だ。



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サンデーモーニング 新型コロナ

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