河井克行前法相、現金配布先から領収書発行拒否

19年の参議院選挙をめぐり、河井克行前法務大臣と妻の案里議員が逮捕された選挙違反事件で、河井前大臣が現金を渡した一部の地元議員に領収書を発行しないよう求めていたことが分かったという。検察当局は、河井前大臣が違法性を認識しながら現金を配っていた疑いがあるとみて、大規模な買収事件の実態解明を進めている。

河井克行容疑者(57)と、妻で参議院議員の案里容疑者(46)は、19年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票のとりまとめを依頼し、報酬として現金を配ったとして、6月18日に公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕された。

検察当局は、19日朝から広島市内にある河井夫妻の自宅や事務所を捜索していて、地元議員や後援会幹部など94人におよそ2570万円を配った疑いがあるとみて捜査を進めている。

関係者によると、河井前大臣は19年4月に行われた統一地方選挙の前後に「陣中見舞い」や「当選祝い」などとして多くの地元議員に現金を配っていたが、河井前大臣は「領収書を発行したい」と申し出た一部の議員に対し、発行しないよう求めていたことが新たに分かった。

河井前大臣は、現金の配布先のほとんどから領収書を受け取っていなかったということで、検察当局は違法性を認識しながら現金を配っていた疑いがあるとみて、大規模な買収事件の実態解明を進めている。

関係者によると、河井前大臣と案里議員はいずれも「不正な行為はしていない」などと、容疑を否認しているという。(NHK広島)

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