河井克行・案里夫妻の自宅マンションから2種類の現金配布先リスト

自民党の河井案里参議院議員の陣営による選挙違反事件で、検察当局が現金の配布先とみられる地元議員や後援会幹部らあわせて100人以上の名前が記載された2種類のリストを押収していたという。

検察当局は夫の河井克行前法務大臣が2000万円を超える現金を地方議員らに配り、案里議員自身も一部の現金を配っていた疑いがあるとみて、国会閉会後に公職選挙法違反の買収の疑いで、河井夫妻の刑事責任を追及するという。

河井案里議員が初当選した19年7月の参議院選挙をめぐり、陣営の資金が買収に使われた疑いがあるとみて検察当局は夫の河井克行前法務大臣や案里議員から任意で事情を聴くなどして捜査を進めていている。

関係者によると、河井夫妻の自宅からは現金の配布先とみられるあわせて100人以上の名前が記載された2種類のリストが押収され、1つには地方議員や市長などの名前が、もう1つには後援会幹部や事務所関係者などの名前が、金額とともに記載されていたという。

検察当局がこのリストなどをもとに捜査を進めた結果、19年3月以降、夫の河井前大臣が票の取りまとめを依頼する趣旨で地方議員や後援会幹部ら100人近くに2000万円を超える現金を配り、案里議員自身も一部の現金を配っていた疑いがあることが分かったという。

検察当局は、国会閉会後に公職選挙法違反の買収の疑いで河井夫妻の刑事責任を追及するものとみられる。

案里議員は6月9日、国会内で記者団から「買収行為はあったのか」と質問されたのに対し、「全くない」と述べ、否定している。(NHK広島)



自民 河井夫妻自宅マンション 広島市安佐南区大町東


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