2020年ひろしまトリエンナーレが新型コロナの影響で中止

20年9月から開催が予定されている「ひろしまトリエンナーレ」が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、広島県が中止する方針を固めたという。「ひろしまトリエンナーレ」は、20年9月から11月にかけて福山市など備後地域で開催が予定されている大規模な現代アートの展覧会で、県などで構成される実行委員会が主催。

広島県は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを考慮し、「ひろしまトリエンナーレ」を中止する方針を固めたことが分かった。

展示物の制作に時間を要することなども踏まえ、このタイミングで判断したという。4月10日に開かれる実行委員会で決議を行い、正式に決定する見込み。

「ひろしまトリエンナーレ」をめぐっては、広島県が去年、行われたプレイベントで展示物の内容に対する抗議があったことなどを受けて、トリエンナーレに関わる全てについて確認を行う外部委員会を設置。3月末に退任した総合ディレクターは、「検閲的な体制により、表現の自由が脅かされる」として県に対し、全ての会場で作家・キュレーターが参加しないことを通知していた。(中国)

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