広島県警が駐車違反金の督促に応じなかった男性2人の自宅を捜索県内初

3月11日、広島県警は駐車違反の放置違反金を支払わず、督促にも応じなかった広島市内の男性2人の自宅を捜索し、現金を差し押さえたと発表した。徴収強化のため、車両の「使用者」に支払いを命じる放置違反金制度に基づく対応で、自宅の捜索は県内で初めて。

制度が始まったのは2006年6月以降、県内の未収金は18年度末までに約1600万円に上る。県警は「逃げ得は許さない」としている。

同制度は、駐車違反をした運転者が警察署に出頭せずに反則金を納めなかった場合、代わって車検証上の「使用者」に放置違反金の納付を命じる仕組み。

警察署への運転者の出頭率が低下しているのを受けて導入された。違反金は反則金と同額。滞納した使用者には都道府県公安委員会が督促状を送付し、それでも応じない場合は財産を差し押さえ、強制的に徴収できる。

県警交通指導課は3月3日、18年9月に軽乗用車の駐車違反をし、1万8千円の違反金を滞納していた安佐南区の会社員男性(30)の自宅で同額の現金を押収。

10日には、19年6~8月にミニバイクで3件の駐車違反をし、計2万7千円を滞納した南区の無職男性(81)宅で現金千円を差し押さえた。差額の徴収も急ぐ。

同課によると、2人は「督促状を読んでいなかった」「金がなかった」などと話しているという。県警はこれまで預貯金の差し押さえはしてきたが、今回は預貯金が発見できず、悪質なケースと判断し、自宅の捜索に踏み切った。

違反金の未収は18年度末時点で1235件あり、計1643万円に上る。18年度は違反金の納付率が約95%と高かったが、同課の松浦善之次席は「悪質な場合は強制的に徴収する。速やかに支払ってほしい」としている。(中国)

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