広島中央署現金盗難事件は容疑者死亡で不起訴・捜査終結

広島中央署(広島市中区)で2017年に広域詐欺事件の証拠品8572万円が盗まれた事件で、広島地検は3月11日、盗難の発覚後に死亡し、広島県警が窃盗容疑などで書類送検していた県警の脇本譲警部補(当時36)を容疑者死亡で不起訴にした。脇本警部補は生前の事情聴取で関与を否定し、物証も見つかっていないが、県警は状況証拠を積み重ね、容疑が固まったとして書類送検していた。警察署から多額の現金が盗まれた前代未聞の事件を巡る捜査は、発覚から約2年10カ月で終結した。

県警は17年2月に詐欺事件の関係先から約9千万円を押収。同署会計課の金庫で保管していたが、そのうち8572万円が盗まれているのが17年5月8日夜に発覚し、捜査をしてきた。

県警によると、脇本警部補は17年3月末まで同署生活安全課に勤務し、詐欺事件の捜査に関わったほか、押収された現金の存在も知っていた。県警は、脇本警部補が17年3月26日ごろに金庫内から8572万円を盗んだとして、今年2月14日に書類送検した。

脇本警部補は当時、同僚たちに計約9300万円の借金を抱えていた。17年3月26日~5月13日に競馬や借金返済で原資不明の計約8100万円を使っていたことや、日直主任として勤務した同3月26日に署内の鍵を管理し、たびたび席を離れて庁外に出ていく姿が目撃されていたという。

県警は脇本警部補の自宅などを家宅捜索し、任意で事情聴取を9回重ねたが、脇本警部補は窃盗への関与を否定。具体的な証拠も見つからなかった。体調を崩して一時は入院。17年9月に家で死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、司法解剖はしておらず、死因は不詳。死亡前に睡眠薬などを服用していた。県警は自殺ではないとしている。

県警は詐欺事件の捜査に関わった署員や同署会計課の職員、OBたち約600人に聞き取り、金融機関の口座を中心に約6万4千件の照会をして金銭の出入りも調べた。その結果、共犯を含め、脇本警部補以外に犯行への関与が疑われる人はいなかったとしている。

盗まれた現金は見つかっていない。県警は幹部や職員の互助組織、退職者組織から集めた8572万円を穴埋めに充てる方針でいる。(中国)

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コメント 1件

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名無しさん  
死人に口なし

自白もなければ、物証もない、状況証拠だけのタダの作文で裁判が出来るわけ無かろう。
働きを考えたら警察官の給料は高すぎるんじゃないかなあ。教員や消防士とかにもっと分配すべきじゃない?

広島県 警察官年収データ
総務省発表「地方公務員各都道府県データ」より広島県の警察職収入データを集計しました。
2018年の広島県の警察官の平均年収は689万2872円でした。
都道府県ランキング:15位

広島県(警察官)
平均年収:689万2872円
給料(月額):32万2039円
諸手当(月額):12万42円
総支給給料(月額):44万2081円 
ボーナス:158万7900円
退職金(60歳定年):2271万9000円

2020/03/29 (Sun) 12:53 | 編集 | 返信 |   

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