長女の自殺は岩国児相の対応に過失があったとして広島市の元父親が提訴

離婚した元妻と暮らす長女(当時16)が自殺したのは、長女が相談していた岩国児童相談所(岩国市)の対応に過失があったためだとして、広島市の父親の江邑幸一さん(47)が3月9日、児相を管轄する山口県に約4300万円の損害賠償を求め広島地裁に提訴した。

訴状などによると、長女は両親が2006年に離婚後、母親との生活を経て児童養護施設などで暮らした。14年9月に岩国児相の決定で再び母親と暮らし始めたが、2カ月後の14年11月に自殺。

江邑さんは、母親との生活に抵抗を示していた長女の意見を児相が聞かずに帰宅させ、自殺に追い込んだとしている。

江邑さんは自殺の原因を知るため県に児相の個人記録の開示を求めたが、親権がないなどとして非開示。

16年7月に開示を求め、山口地裁に提訴し、18年10月に地裁は非開示決定を取り消した。

だが、県の開示文書は黒塗りだらけだとして、同地裁に全面開示を求め提訴している。

江邑さんは「娘が亡くなった経緯を知るため新たに損害賠償の裁判を起こした。県はきちんと経緯を公表すべきだ」としている。

県こども家庭課の広中誠司課長は「訴状が届いておらずコメントできない」としている。(中国)

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