廿日市女子高生刺殺事件の初公判、鹿嶋被告の犯罪動機

2004年10月に廿日市市上平良の自宅で女子高生が刺殺された事件で、3月3日、広島地裁で裁判員裁判の初公判が行われた。鹿嶋学被告(36)=宇部市東岐波=が「間違っていません」と起訴内容を認めた。以下、鹿嶋被告の犯罪動機を冒頭陳述から一部を抜粋。


検察側冒頭陳述
事件は2004年10月5日に起きた。被告は前日に寝坊したことをきっかけに、当時勤めていた会社の寮を飛び出した。自暴自棄になってやりたいことをやりたいと思い、性行為の経験がなかったのでしてみたいと思った。

ナンパができる性格ではないので、合意の上ですることは難しいと思い、相手を物色していた。学校から帰宅中の北口聡美さんが自宅に入っていくのを見つけた。面識はなかった。

被告は乱暴しようとし、離れに侵入。2階にいた聡美さんを折り畳みナイフで脅した。聡美さんが逃げたので追いかけた。1階で追い付き、逃げ出したことへの怒りや警察への通報を防ぐため、胸などを複数回刺し、首を切り裂くなどした。ほぼ即死だった。

物音を聞きつけ、母屋から離れに来た(祖母の)ミチヨさんの腹などを刺して瀕死の重傷を負わせた。

弁護側冒頭陳述
被告は、父母と妹の4人暮らしで、家族関係はあまりよくなかった。高校卒業後、萩市の金属加工会社に就職し、寮で生活していた。勤務はつらく、長時間労働。朝礼で、失敗した社員が謝罪させられた。仲が良かった同期も入社1年目で辞めた。

犯行前日に朝寝坊し、しかられると思い、逃げ出した。自暴自棄になり、ミニバイクで東京へ行こうとした。故郷も家族も友人も捨てる覚悟だった。

女性暴行を思い立ったが、想定した対応ができず、聡美さんを殺してしまった。その後、東京へ着いたが、特にやることがなく、所持金もなくなり、2004年11月ごろ、宇部市に戻った。(中国)

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