ダイヤモンド・プリンセスで検査を受けないまま男性が下船

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客23人が、厚労省のミスで所定の検査を受けずに下船していた問題で、このうち広島県内在住者が「再検査を要望したが、受け入れられないまま下船となった」と話したという。

新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」からは、検査で陰性が確認され症状のないとされた乗客、あわせて969人が下船している。県によると、このうち9人が広島県内在住者。

その後、加藤厚労大臣は、クルーズ船を下船した乗客のうち23人に、2月5日以降の健康観察期間中に行われるべきウイルス検査が行われなかったと発表・謝罪しているが、この中には、広島県内在住者2人が含まれていたという。

男性は、2月4日に検査して以降、再検査のないまま19日に下船となった。

「下船までには再検査してもらいたいと。2月4日に検査してから長く経っていたので、その間に感染しているかもしれないのでと(何度も要望したが)なしのつぶてで、19日に下船した。再検査のために時間がのびるんだったら何日継続して隔離していいから検査してくださいと言ったが(受け入れられなかった)。」(下船した県内の男性)

この男性と妻には、下船後、厚労省から電話があり、再検査をして陰性が確認されたという。

厚労省は、下船した人へは電話で毎日、健康確認を実施し、周囲と接触する際はマスクを着け、公共交通機関の利用は避けるよう各地の保健所を通じて要請。県と市が、下船翌日から14日間、この男性と妻を含む、下船客9人の健康確認にあたっている。

男性は、「夫が陽性となったのに、再検査を受けさせないまま妻を下船させた例もあった」「感染拡大を防ぐ検査態勢は全く整っていなかった」と話している。

これまでにクルーズ船の乗客では4人が死亡。陰性とされ、下船した乗客の中では、栃木県の女性がその後、陽性と確認されている。(RCC)

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