河井案里氏周辺広く捜索 8カ所以上、聴取も20人以上

自民党の河井克行前法相(衆院広島3区)の妻・案里氏(参院広島)の陣営が昨年7月の参院選広島選挙区で、法定上限の2倍の報酬を車上運動員13人に渡したとされる事件で、広島地検が公選法違反(買収)容疑で捜索したのは少なくとも8カ所、任意で聴取した関係者は20人以上に上るという。陣営の関係者が多い上、複数の疑惑が持ち上がっており、地検は幅広く証言や資料を集めながら慎重に調べているという。

捜索先は、いずれも広島市内にある案里氏と克行氏の各事務所、河井夫妻の自宅マンション、克行氏の実家、案里氏の公設秘書の男性宅、陣営スタッフの自宅、の計8カ所。15、16日に一斉捜索し、パソコンなどの資料を押収した。

一方、他県の地検の応援も得ながら昨年末ごろから関係者の聴取も始めたとみられ、車上運動員や秘書、事務所のスタッフ、事務所に出入りがあった関係者たちを含めて20人以上から任意で事情を聴いた。

関係者によると、スマートフォンやメモなどの任意提出も受けた。数日の渡って聴取したケースもある。17日には疑惑への関与が疑われている、案里氏の公設秘書の男性からも任意で事情を聴いた。

地検はこれまでに提出を受けた関係者の携帯電話などの解析を進めるとともに、集まった証言などと突き合わせ、違法な報酬が支払われた詳しい経緯を調べるとみられる。

河井夫妻を巡っては、車上運動員への違法報酬疑惑のほかにも、案里氏が支部長を務める自民党支部が昨年の参院選で企業回りなどの活動に当たっていた複数の陣営関係者に報酬を渡していたことが判明。

昨年春の広島県議選の期間中に案里氏たちが金を持参したと、複数の自民党県議が証言した。地検は幅広く捜査を進めた上で立件の対象を見極める方針とみられる。

既に捜査に協力する意思を示している河井夫妻への聴取も視野に入れている模様。(中国)

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ