組体操で首痛め入退院 尾道市立小6年だった女子の母親が提訴

尾道市立小6年生だった2016年9月、組み体操の練習で首を痛めて脳脊髄液漏出症になったとして、現在同市立中3年の女子(15)が、市に約300万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こしたという。訴状などによると、女子は16年9月16日、運動会に向け同校グラウンドであった組み体操の練習に参加。その後、首の痛みを訴えるようになり、徐々に頭痛も激しくなった。

複数の病院を受診したが改善せず、卒業後の17年10月、髄液が漏れる脳脊髄液漏出症と診断された。治療のため、入院を繰り返し、現在も登校はできているが、学業や生活に大きな支障が出ているという。

女子が練習で3段塔(10人組み)の最下段にいた際に塔が崩れ、首に上段の児童の足があたったことが原因と主張。担当教員が塔の前で補助をせず、崩れた後もやり直させるなど、安全配慮措置を怠ったとしている。

女子の母親(42)は「事故や担当教員の不適切な指導、娘の異変について学校に相談したが、適切な対応がなかった。事故をもみ消そうとしている」と訴える。

一方、市側は、同日の練習で塔は崩れておらず、指導や補助も適切と主張。「女子の症状と組体操に因果関係はない」とする。

市教委教育指導課によると、母親からの相談で17年6月に初めて問題を把握。学校などに聞き取りをした。豊田浩矢課長は「係争中のためコメントできない」とする。

女子がいた小学校では17年から組体操をやめ、他の市立小中でも大半がダンスなどに切り替えたという。(中国)

関連記事

スポンサーリンク

スポンサーリンク



コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ