広島中央署で盗まれた現金に県警が合意書

広島中央署(広島市中区)で2017年、広域詐欺事件の証拠品8572万円が盗まれた事件を巡り、詐欺事件の主犯格とされる住所不定、無職中山和明被告(36)=詐欺と組織犯罪処罰方違反(犯罪収益の隠匿)の罪で公判中=が、追徴金を命じる判決が確定した場合、広島県警が内部で集めた現金を追徴金に充てるとの合意書を県警と交わしていたことが12月4日、分かった。同日、広島地裁であった公判で、中山被告の弁護人が明らかにした。

合意書によると、地裁が判決で8572万円を含む押収金を犯罪被害財産と認定して中山被告に追徴を命じ、確定した場合、8572万円を上限に中山被告に代わって県警が集めた金を追徴金に充てる。追徴金は詐欺事件の被害者への返還に充てられる。合意書は9月26日付。

8572万円の盗難事件は警察の内部犯行との見方が強いが、解決に至っておらず、現金も見つかっていない。穴埋めのため県警は既に幹部や職員互助組織、退職者組織から8572万円を集めている。

この日の公判では被告人質問があり、中山被告は合意書を交わした理由について「現金は盗まれてしまったが、被害者に弁済したい思いだった」と話した。(中国)

関連記事

スポンサーリンク

スポンサーリンク



コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ