広島・廿日市沖で珍しくクロマグロが水揚げされる

広島の廿日市沖でクロマグロの幼魚3匹が水揚げされたという。「海のダイヤ」とも言われるクロマグロは、主に太平洋の熱帯・温帯海域に生息する。瀬戸内海で取れるのは珍しく、市場関係者や専門家も驚いているという。

広島市中央卸市場(西区)の荷受け広島魚市場(同)によると、11月10日に県内の漁業者が廿日市沖で流し網漁をしていたところ3匹がかかり、その後、クロマグロの幼魚ヨコワマグロと確認された。大きさ60~80センチで重さ5~6キロ。広島市内の有名飲食店などに販売されたという。

広島魚市場の末永紀生常務(62)は「身太りなどから天然物に間違いない。広島でマグロが揚がるなんて」と驚く。

マグロを仕入れた中卸の吉文の吉本崇仁専務(35)は「温暖化による海流の変化が影響しているのではないか」とみる。

瀬戸内海区水産研究所(廿日市市)の重田利拓主任研究員(51)は「広島湾一帯でクロマグロが取れたという例は聞いたことがない」と言う。原因は不明としながらも「日本近海でマグロの小型個体が増えてきた可能性がある。1993年ごろから南方の魚種がみつかるなど瀬戸内海の環境が変化しつつある」と指摘する。

太平洋クロマグロは、乱獲によって資源量が急減。2014年、国際自然保護連合(IUCN)によって「絶滅の恐れがある種」に指定され、水産庁は都道府県ごとに漁獲量の上限を設けている。(中国)




廿日市沖 クロマグロ

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