【広島6区】亀井票の影響力はいつまで続くのか

広島6区の無所属現職の佐藤公治氏(60)=当選3回=は10月19日、尾道市で国政報告会に臨んだ。傍らでマイクを握ったのは、亀井静香元金融担当相(82)。「組織ではなく、一人一人の心を打つ政治家が小選挙区で当選できる」と激励した。

亀井氏は2017年10月の衆院選の直前に引退し、佐藤氏を全面的に支えた。「亀井党」の支援は、佐藤氏を勝利に押し上げる原動力となった。佐藤氏は「亀井先生のご指導もあり、衆院議員になれた。地方が良くならずして日本の将来はない、という思いで頑張る」と決意を表明した。

中国地方5県で20ある衆院の小選挙区で、非自民党系が唯一議席を持つ広島6区。小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、亀井氏は自民党や国民新党など所属政党を変えながらも、7回連続で制した。佐藤氏は流れを継ぐ。

広島6区に09年以降、自民党公認で挑んでいるのが現職の小島敏文氏(69)だ。ここ3回は比例代表中国ブロックで復活当選したが、小選挙区は4連敗中。地方議員からは「亀井氏に負けるのはともかく、佐藤氏に一騎打ちで負けると士気が下がる」との不満が出る。

小島氏は今年9月の内閣改造で厚生労働政務官に就いた。初の政務三役入りで知名度アップが期待できる一方、地元の活動時間が少なくなるという悩みもある。「落ち着いたら極力時間をつくり、地元に入る」。後援会幹部は「危機感は当然ある」と引き締める。

次の衆院選は2年以内にある。佐藤氏と小島氏がこのままぶつかれば、広島6区は現職対決となる。7月の参院選広島選挙区で一定に効果を示した野党共闘が機能するのか、連立を組む自民、公明両党が強さを発揮するのか。双方の活動量が結果を左右する。(中国)

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