呉会社役員殺害事件「恩をあだで返す身勝手な行為」懲役23年の判決

去年10月、呉市の住宅で、かつて勤めていた会社の役員の女性を刃物で刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われている45歳の男に対し、広島地方裁判所は「長年世話になった被害者に対し、恩をあだで返す身勝手な行為だ」と指摘して、懲役23年の判決を言い渡した。

住所不定、無職の恵木一男被告(45)は18年10月、呉市広多賀谷の住宅で、かつて勤めていた造船関連会社の役員、神垣雅子さん(78)を包丁で刺して殺害し、現金およそ1万8000円とクレジットカードが入った財布を盗んだとして、殺人や窃盗などの罪に問われた。これまでの裁判で被告は罪を認め、検察は懲役25年を求刑していた。

25日の判決で、広島地方裁判所の杉本正則裁判長は「被害者は長年にわたって親代わりの立場で被告を気遣い、援助などを与えてきた。強い殺意に基づく悪質な犯行で、長年世話になった被害者に対し、恩をあだで返す身勝手な行為だ」と指摘した。そのうえで「被害者に謝罪させるために包丁を持参したと被告は述べているが、正当化される余地がなく、殺害の経緯や動機にくむべき事情はない」として懲役23年を言い渡した。(NHK広島)




恵木一男被告

呉の住宅で女性が上半身から流血して死亡、殺人事件として捜査開始


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