「自分を殺してくれ」安佐SA妻殺害事件は老々介護の終焉

広島市安佐北区安佐町鈴張の中国自動車道下り線の安佐サービスエリア(SA)の駐車場で、9月3日午後8時半ごろから4日午前5時50分ごろまでの間、止めた車内で、妻ヨシ子さん(72)の首を圧迫するなどして殺した事件で、殺人容疑で逮捕された夫のタクシー運転手細井潤一容疑者(70)=安佐南区八木5丁目=が「妻から殺してほしいと口癖のように言われ、当日も殺害を頼まれた」という趣旨の供述をしているという。

安佐南署によると、細井容疑者は「妻の介護に疲れていた」とも供述しており、同署は嘱託殺人の可能性も視野に、慎重に調べを進めている。

細井容疑者は、妻ヨシ子さん(72)と2人暮らし。ヨシ子さんは5年前に脳梗塞を患って左半身が不自由になり、車椅子の生活だった。細井容疑者が車椅子から降ろして車に乗せ、買い物などに行く姿がたびたび目撃されていた。細井容疑者が元同僚に「未明の時間帯にトイレに連れて行ったり、仕事から帰った後も夜ご飯の支度をしたりしなくてはいけないから大変」と漏らしていたことも分かった。

関係者によると、細井容疑者は3日夕、ヨシ子さんに外食したいと言われ、車で2人で外出。広島県北部方面へ行った後、安佐SAに立ち寄った。その際、ヨシ子さんがネクタイなどを取り出し「絞めて」などと頼んだため、首を絞めたと供述しているという。

同署によると、3日夜、細井容疑者宅を訪れた親族が、書き置きを残したまま2人がいなくなっているのに気付き、安佐南署に行方不明者届を提出した。細井容疑者の同僚たちによると、細井容疑者はがんを患い、手術をしていた。ある同僚は細井容疑者から「もう自分は1、2年かな」と聞いていたという。

4日早朝、県警高速道警察隊の隊員が安佐SAで2人の車を見つけた。当初、細井容疑者は「妻は寝ている」と話したが、県警と同行して安佐南署に向かう途中で「妻は死亡している」などと説明を変えた点も踏まえ、同署は犯行の経緯や動機を詳しく調べる。(中国)




安佐PA妻殺害事件

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