広島中央署8572万円盗難事件「警官が盗んだとは断定できない?」広島高裁

広島中央警察署で広域詐欺事件の証拠品の現金8572万円が盗まれたことを巡り、詐欺事件の被告の男が県に損害賠償を求めた裁判で、広島高等裁判所は男の訴えを棄却する控訴審判決を言い渡した。訴えていたのは詐欺事件で公判中の中山和明被告。

訴えなどによると、県警は、2017年2月、中山被告の関係先からおよそ9000万円の現金を詐欺事件の証拠品として押収。広島中央署の会計課の金庫で保管していたが、このうち8572万円が何者かに盗まれた。

1審で中山被告は「県警が証拠品の保管に十分な注意を払わなかったことで現金の占有権を侵害された」などとして、県に対しおよそ9400万円の損害賠償を求めていたが、広島地裁は中山被告の訴えを棄却。中山被告は控訴し、「警察官が金庫内の現金を盗んだことにより、現金の所有権が侵害された」と再び県に対し損害賠償を求めていた。

8月22日の控訴審判決で広島高裁は、「警察官が現金を窃取した犯人であるとは断定できない」として訴えを棄却した。中山被告の弁護士は上告を検討するという。

捜査関係者によると、中央署の盗難事件について、警察は事件の発覚後に死亡した30代の警察官の男が関与した疑いが強まったとして、書類送検に向け調整を進めているという。(RCC)


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