日韓関係最悪の中でも開かれる広島の韓国人原爆犠牲者慰霊祭50周年記念

被爆74年を前に、広島市中区の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」前で8月5日午前、50回目の慰霊祭が開かれた。元徴用工問題や輸出規制で日韓関係が悪化する中、両国の市民や学生ら約300人が参列し、異国の地で無念の死を遂げた人々に祈りを捧げた。

在日本大韓民国民団広島県地方本部の主催。参列者は慰霊碑前で黙禱し、花を供えた。参列した学生らは韓国の高麗大、早稲田大、広島経済大による交流プログラム「日韓誠信学生通信使」のメンバー。

今年は日本各地で交流事業の中止が相次ぎ、韓国では日本製品の不買運動が広がるなか、高麗大生10人が来日。民団県地方本部の李(イ)英俊(ヨンジュン)団長は「被爆者、亡くなられた方々に国境はない」。引率する早大政治経済学術院の田中孝彦教授(61)も「今年も例年通り。政治情勢に左右される必要はない」と話した。

学生からも友好を訴える声があがっていた。高麗大2年のイ・ジョンジェさん(19)は「今こそ日韓の未来を担っていく学生が真剣に、デリケートな問題を話し合うことが必要」。早大院生の祖父江慈樹さん(23)は「韓国人犠牲者の慰霊の場に日韓両国の人が集まったことは、こういう時代だからこそ意味がある。若い世代同士の小さなところから良好な関係が始まっていくと願っています」と話した。

学生らは8月6日の平和記念式典に参列する予定。その後、在日韓国人2世の被爆者・李鐘根(イジョングン)さん(89)らの証言を聞く。(朝日)




韓国人被爆慰霊祭

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