広島県警警察官採用試験受験者数が減少傾向に

広島県警の春と秋の年2回の警察官採用試験で、19年5月にあった春の試験の受験者数は864人となり、過去10年で初めて千人を下回ったという。学生が優位に立つ「売り手市場」が続く中、改元に伴う4、5月の10連休前に民間が採用活動を急いだことが背景にあるという。秋の試験に向け、警察署が独自の就職説明会を開くなど、学生へのPRに力を入れているという。

警務課によると、2010~18年度の採用予定者数は年間159~226人。受験者数は1572~2551人で、倍率は約9.1~12.0倍で推移してきた。このうち、大学生が多く受ける春の試験の受験者数は、13年の1499人をピークに減少傾向にあり、昨年は84人の採用予定に対して1012人。19年5月12日にあった本年度の試験は96人の採用予定に対し、864人にとどまり、倍率は9.0倍だった。

就職情報会社マイナビ広島支社(広島市中区)によると、来春卒業予定の全国の大学生の就職内定率(4月末現在)は39.3%。昨年同期の33.2%を上回った。「4月中に企業が早めに内定を出す動きがかなりあった」という。

春試験の受験者数が減ったのを踏まえ、県警はこれまで県警本部主導で進めてきた採用活動に加え、県内の全26署に独自のリクルート活動をするよう求めている。警務課の池尾和彦次席(58)は「各署のネットワークも生かして幅広く人材を掘り起こしたい」とする。

大学が多く集まる広島市安佐南区を管轄する安佐南署は、7月5日に署独自で就職説明会を開く。交番勤務員や刑事など若手署員から、やりがいや受験へのアドバイスを聞く昼食会も設定。足跡や指紋採取の鑑識体験、警察官が着る耐刃防護服の試着など、警察署の仕事を体感してもらう。

同署の岡本美彦次長(53)は「警察官の仕事を間近に見てもらい、まずは興味を持ってほしい。警察署は最初に勤務する場所でもあるので、自分が働く姿をイメージするきっかけにもなる」と参加を呼び掛ける。(中国)




広島県警採用受験者数

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