アクセラなどリコール裁判でマツダが敗訴

10年前、マツダが車のハンドル操作が重くなるおそれがあるとして国に届け出たリコールを巡り、愛知県のメーカーが製造した部品が原因だったとして160億円余りの損害賠償を求めていた裁判で、広島地方裁判所は「原因は他にあることも十分考えられる」などとして訴えを退ける判決を言い渡した。

マツダは平成21年にアクセラなど3車種でパワーステアリング装置の内部に不具合が生じ、ハンドル操作が重くなるおそれがあるとして国にリコールを届け出て、海外も含め対象はおよそ59万台に上った。

このリコールを巡り、マツダは愛知県小牧市の当時の東海ゴム工業、現在の住友理工が製造した部品の中のさびが原因だったとして、平成26年、この会社に162億7000万円余りの損害賠償を求める訴えを広島地方裁判所に起こしていた。

6月24日の判決で広島地方裁判所の高島義行裁判長は「マツダはさびの発生や増加が原因だと主張しているが、痕跡などからそれが裏付けられているとは言えない」と指摘した。

そのうえで「別の部品について変更した時期と不具合が生じた時期が重なっているなど、原因は他にあることも十分考えられる」などとしてマツダの訴えを退ける判決を言い渡した。

判決についてマツダは「主張が認められなかったことは大変遺憾です。今後の対応は判決内容を精査したうえで決定します」とコメントしている。

一方、住友理工は「主張が認められたと受け止めています」とコメントしている。(NHK広島)

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