協同組合フレンドニッポン(FN)が実習生受け入れ停止措置

日立製作所笠戸事業所(下松市)でのフィリピン人技能実習生の大量解雇を巡り、日立に実習生をあっせんした広島市東区の「協同組合フレンドニッポン(FN)」がフィリピン政府の措置で実習生の受け入れ停止となっていることが分かったという。FNは日立や三菱自動車、日産自動車など大手企業を中心に1万人以上を送り込む国内最大級の監理団体。この影響で現地では約700人が実習生として来日できなくなっているという。


5月、フィリピン政府海外雇用庁のバーナード・オラリア長官は、大量解雇について帰国した元実習生からの聞き取りや独自調査で「日立とFNに技能実習のルール違反があったと考えている」と説明。「実習生は技術を学ぶのが目的のはずなのに通常の労働をさせられていた」と批判した。技能実習制度では監理団体は企業の実習を監査、指導する責任を負うことになっている。

これを受け海外雇用庁は、FNと提携関係にある現地の送り出し機関「ホワイト・ダブ」に対し連帯責任で送り出しの停止を命じた。再開時期は未定という。また長官は、現地のほかの送り出し機関についてもFNが受け入れ先の場合には認めないと強調した。

FNは1997年設立。フィリピンではホワイト・ダブのほか、FN創業者冨川勲氏(75)が会長を務める職業訓練校と提携。現地関係者によると、この訓練校で学んだ若者は別の送り出し機関を探さなければ実習生で来日できなくなっているという。

FNは「送り出し機関であるホワイト・ダブに問題があることからフィリピンの海外雇用庁が受け入れを停止したと理解している。現地の法律事務所を通じ受け入れ再開に向けた協議をしている」と文書で回答。6月3日現在、ホワイト・ダブから回答はない。日立製作所の広報・IR部は「海外雇用庁から判定を受けていないことから、回答する立場にない」とする。

FN創業者冨川氏は検事や弁護士を務めた経歴の持ち主。技能実習違反の疑いが浮上後の18年12月31日、代表理事を辞任した。現在は長男と次男が代表理事を務めている。(中国)

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