書類送検される予定の男性警察官が日誌で死の前日も潔白をつづる

広島県警が広島中央署の現金盗難事件に関与した疑いがあるとみて、書類送検する方向で検討を進めてきた男性警察官(17年9月死亡)の両親が5月7日、取材に応じたという。両親は男性に借金があったことを認める一方、「涙ながらにやっていないと言った息子を信じる」と話した。

―本人は生前、事件についてどのような話をしていましたか。

疑われる原因をつくったのは自分だが、やっていないと。盗難事件が発覚した後に知ったが、息子には借金があった。ただ亡くなる前日も「やっていないものをやったとは言えない」と日誌につづっていた。

―日誌をつけ始めたのはいつですか。

県警の任意の聴取が始まった2017年5月15日から。何度も聴取され、「早く犯人が見つかってほしい」「つらい」と書いていた。

―競馬をしていたのですか。

ゲーム感覚だったと言っていた。ただ、借金と窃盗は違うと言っていた。捜査で苦労し、せっかく押収できた現金を盗むはずがないとも。

―県警に要望は。

死人に口なしをいいことに息子を書類送検して幕引きを図ろうとしているように感じる。状況証拠だけで息子を犯人にされてはたまらない。息子に代わって無実を世論に訴え続けたい。(中国)


現金盗難事件の経過

2017年2月1日~2日
広島県警が詐欺事件の捜索先から現金約9千万円を押収。その後、複数の袋などに小分けにし、箱に入れて広島中央署会計課の金庫で保管

3月15日
複数の捜査員が金庫に現金があるのを確認

3月21日
広島中央署の生活安全課長が異動で交代。異動に伴い証拠品の引き継ぎをしたが、現金を入れた箱の中を十分確認せず

5月8日
午後8時ごろ、会計課長が金庫の鍵が入った机の引き出しが壊されていることに気付き、盗難被害を確認。県警が窃盗事件として捜査開始

9月
捜査線上にいた男性警察官が死亡

2019年1月
県警が幹部や職員の互助組織などから現金を集め、盗まれた金を穴埋めする方針を固める

2月26日
県警が春の人事異動を発表し、広島中央署長が留任。異例の3年目となる

4月12日
押収した現金の管理が不適切だったとして、県警が当時の広島中央署の会計課長ら7人を処分。県警本部長が初めて記者会見で謝罪


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