パソコンを使って拘置所で接見中止は違法に賠償命令

平成25年、広島拘置所に勾留されていた被告の弁護士が、接見中にノートパソコンを使用したことを理由に接見を中止させられたのは違法だと訴えた裁判で、2審の広島高等裁判所は拘置所の対応の一部を違法と認め、1審の判決を変更し、国に賠償を命じた。

平成25年に広島拘置所に勾留されていた被告の弁護活動をしていた足立修一弁護士は、接見中に裁判の証拠資料の音声をノートパソコンで確認しようとしたところ、拘置所の職員に接見を中止させられたのは違法だとして、国に144万円の損害賠償を求めていた。1審は去年、訴えを退け、弁護士が控訴していた。

3月28日の2審の判決で、広島高等裁判所の森一岳裁判長は「裁判の資料の音声を接見時に再生することは保障されるべき行為だが、拘置所の職員は弁護士から内容を聞いたあとも中断を求めた」などと指摘し、拘置所の対応の一部を違法と認め、国に慰謝料など22万円の支払いを命じた。

また、判決は「弁護士がビデオテープなどを持ち込む際、拘置所が提出を求める申告書の一部は秘密の対象として保護される内容の記載も求めていて、憲法に違反する」と指摘した。

会見した弁護団長の芥川宏弁護士は「法務省の通達で提出が求められている申告書の一部を違憲と認め、意義のある判決だ」と話していた。

法務省は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントしている。(NHK広島)

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